最近見たもの

 大佐です。いや寒っっっ。最近、寒っっっ。凍てつくギャグをかまされた時のように寒いですね。布団が吹っ飛びますよ。いやそれだよ。おばか。

 

 

 とりあえず、何もない時に全然更新しないのもアレなものですから、今回はタイトル通り(でもないかもしれない)のテーマで更新をしてみようと思います。

 

 ツイッタルの方でもぼそりとやりましたけれども、いやごめんなさいツイッターでもちょっと呟きましたけれども、先日、タグで回ってきた「映画10選」に反応して、自分の好きな映画を10ほどあげました。あちらは比較的最近公開されたものを中心に入れつつ、僕にとってのオールタイムベストなんかも入れたりしています。

 

 この記事では、あちらにつぶやいた10選以外にも、印象に残っている映画をちょこっとあげてみようと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 ❶ ピンポン

 

 青春映画の金字塔。若い頃の窪塚洋介と、井浦新になる前のARATAが主演として出ている、卓球を題材にした映画です。オールタイムベストなんですけど、あまりにも好きなせいであんまり大々的に推したくなかったので、あえて10選に入れませんでした。許してください。

 

 こちら、原作がありまして、奇才・松本大洋の漫画作品です。僕は映画を最初に見る前に、漫画をさわりだけ読んではいましたが、5秒で「うわっなんじゃこらっっ変な絵っっっ」と思って先を読まずにそのままにしてしまいました(ファンの方本当にすみません。今は好きです)。なのでその内容を知ったのは映画でした。

 

 ざっくり言うと、「とある二人の天才選手の、挫折と立ち上がりの映画」です。ただ、こんな陳腐な言葉では語れないような内容の濃さがあります。

 いい映画って、すべからく登場人物たち一人一人の人物像が立っている、と僕は思っているんですけど、この映画ほどはっきりとキャラが立っている映画って他にあんまり例がない気がします。ペコもスマイルも、大倉孝二演じるアクマも、今その一人一人を思い出すだけで泣けてきます。

 

 また、音楽と主題歌を担当しているスーパーカーもまた良いんです。主題歌「YUMEGIWA LAST BOY」なんて正直申し上げてそれしか聴いていない時期がありました。本当に良い。これらも含めて、興味を持たれた方はぜひご視聴してみてください。

 

 

 

 

 

 

 ❷ キッズ・リターン

 

 これも青春映画ですが、ピンポンより内容がちょっとキツイです。監督、脚本は北野武。言わずと知れたビートたけしその人です。あの人の映画です。

 

 内容は「二人の不良少年の、栄光と挫折」です。でもやっぱりこんな陳腐な言葉では到底語れないです。最近では米津玄師さんが菅田将暉さんとコラボされた楽曲「灰色と青」のモチーフになってたことでその名前を聞きますが、すごく良い映画です。

 

 彼らが言う最後のセリフ、あれは日本の映画史に残しても良いと思います。ていうかまず残ると思います。いやもう残っているかも。ぜひ確認してみてください。余談ですが「灰色と青」も、別角度からながら、あの映画を綺麗にモチーフにされているなと思いました。

 

 

 

 

 

 

 ❸ たそがれ清兵衛

 

 時代劇映画です。主演は真田広之。監督は山田洋次。おそらくお二人とも名前は知っている人が大半だと思います。

 

 幕末における、ある一人の男の日常や、男に降りかかる出来事を描いた映画です。日常描写が淡々として、それでいてすごく丁寧に描かれているのが特徴です。清兵衛たちのご飯の食べ方、今でもはっきり思い出せます。丁寧だなぁと感心しました。

 

 原作は藤沢周平という作家の小説です。僕は藤沢周平が好きで、その著作をちょこちょこと読んだりしているんですけど、「たそがれ清兵衛」は実は短編で、収録されているのは同名の短編集です。他にも幾つか収録されている、一冊の本があります。

 

 ラストシーンは、どうやら「必要なのか否か」と言う議論があるみたいですけど、個人的には「そうだよなぁ」と思えたのであれは必要なのでは? と思いました。ていうか存在意義に対して疑問すら抱きませんでした。僕がにわか者だということなのか。。。

 

 何はともあれ、こちらもオススメです。是非。

 

 

 

 

 

 

 

 以上、ざっとあげるとこんな感じですかね。他にも好きな映画はたくさんありますが、あげきれないこと請け合いなのでこれくらいに。

 今後も気が向いたら、こういうことをやるかもです。そもそもこのブログを読んでくださっている方がいるのかという疑問はさておき、これを読んでくださった方の、映画選びのほんの一助にでもなれば幸いです。

 

 

 ほなまた。